人気の神戸

夜の街並み

兵庫県は、全国でも珍しい南北両方が海に面している都道府県です。
北部の日本海側は冬に積雪量が多く、反対に南部の瀬戸内側は温暖で比較的雨の少ない気候です。
このように県内でも環境が大きく違い、またその影響もあって産業にも大きな違いがあることから、地域によりその土地ならではの様々な特産品が発展しました。
たとえば、北部の但馬地域では、冬には天然のズワイガニが有名で、それを目当てに多くの観光客が訪れます。
一方、南部の神戸・阪神地域では、六甲山系を源とした宮水を恵みとした酒造りが盛んで、「灘の清酒」と全国でもその名は轟いています。
また食育ブームの影響から高品質の食品が注目を浴びる中、淡路の特産である玉ねぎが、グルメだけでなく一般家庭にも広く浸透してきています。

兵庫県は、廃藩置県以前は5つの国に分かれていました。
そのため、現在でも元の国ごとに特徴が大きく変わります。
まず北部の但馬は、日本海の海の恵みと温泉がある自然豊かな地域です。
水産業や農業、畜産業といった一次産業の他、中心都市豊岡では柳行李から続く千年の歴史がある鞄作りが有名で、その製品は今や世界からも注目を集めています。
中部の丹波は山間地で豊かな自然を利用した農業が中心ですが、ここ最近朝来市にある「天空の城」で有名な竹田城跡に多数の観光客が訪れるようになり、観光業にも力を入れ始めています。
南西部の播磨は姫路市を中心とした地域で、世界遺産姫路城や赤穂浪士で有名な赤穂城跡があることで知られ、また沿岸地区には重工業の工場が多数あるなど古さと新しさの両方を兼ね揃えています。
神話の故郷でもある淡路は、穏やかな瀬戸内の海の恵みと玉ねぎなど農作物が豊富な地域ですが、本土と島を結ぶ世界に名だたる吊り橋明石海峡大橋があることでも知られています。
最後は摂津地区で、現在の神戸・阪神地区です。
こちらは県の産業の中心地であり、行政の中心地でもあり、また港街神戸の異国情緒を楽しむ観光なども盛んとなっています。